藁沓
わらぐつ
名詞
標準
文例 · 用例
促音は記号がない故、書きあらわされていない)、ヒ→促音(「冀ひて」がネガテ、「掩ひて」がオホテ)、グ→ウ(「藁沓」がワラウヅ)などは院政時代からあらわれている。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
まん中の大きな釜からは湯気が盛んにたち、農夫たちはもう食事もすんで、脚絆を巻いたり藁沓をはいたり、はたらきに出る支度をしてゐました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
まん中の大きな釜からは湯気が盛んにたち、農夫たちはもう食事もすんで、脚絆を巻いたり藁沓をはいたり、はたらきに出る支度をしていました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
佐渡の牛は藁沓を穿かなくても自由に山坂を歩く。
— 長塚節 『佐渡が島』 青空文庫
足には大きな藁沓を穿いていた。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
この時代の藁沓は深いものであった。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
自分は大きな藁沓を組み合わしたまま、草の上で女を待っている。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
道路にのこしすてられた草鞋、馬の藁沓、それから馬糞の類なぞをかき集めるものがある。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫