幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
彼はショーペンハウエルが揚した意志を、他の一端で止揚したまでである。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
この同じ理由によつて、自由詩の別名たる「散文詩」「無韻詩」の名稱は廢さるべきである。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
されば近き未來に於て、或は萬一自由詩の詩壇から廢される運命に會するなきやを保しがたい。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
そして憎悪の激情に逆上しながら、自暴自になって拳銃を乱発した。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
怒り、淋しい頽廢の怒り、閃く、自的な時、どこにも快活な、何物へも得意さと云ふものが現はれない日、病的な程堪へ難い日がある。
萩原朔太郎 純情小曲集 青空文庫
すくなくとも過去に於て、自分は二千枚近くの原稿を書き、そして皆中途にててしまった。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
かの象徴派の詩人にして、欧洲に於ける自由詩の開祖と目されるヴェルハーレンすらが、後には自由詩を廃して、最も形式的なる押韻詩の作家になったのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
さればかかる社会に於て、古典韻文の如き形式主義の文学が、流行の外に廃されるのは当然である、特に就中、叙事詩の如き貴族趣味に属するものは、時代の来る先鋒に於て死刑にされる。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫