侯伯
こうはく
名詞
標準
nobles
文例 · 用例
津軽藩祖大浦為信は、関ヶ原の合戦に於いて徳川方に加勢し、慶長八年、徳川家康将軍宣下と共に、徳川幕下の四万七千石の一侯伯となり、ただちに弘前高岡に城池の区劃をはじめて、二代藩主津軽信牧の時に到り、やうやく完成を見たのが、この弘前城であるといふ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
富岡先生、と言えばその界隈で知らぬ者のないばかりでなく、恐らく東京に住む侯伯子男の方々の中にも、「ウン彼奴か」と直ぐ御承知の、そして眉をひそめらるる者も随分あるらしい程の知名な老人である。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
先生の気焔は益々昂まって、例の昔日譚が出て、今の侯伯子男を片端から罵倒し初めたが、村長は折を見て辞し去った。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
公侯伯子男の華族さんも、大臣次官の官員さんも婢がためには皆野暮なお客である。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
君がためにはわれ亞弗利加の侯伯に負きぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
井侯の薨去当時、井侯の逸聞が伝えられるに方って、文壇の或る新人は井侯が団十郎を愛して常にお伴につれて歩いたというを慊らず思い、団十郎が井侯をお伴にしないまでも切めては対等に交際して侯伯のお伴を栄としない見識があって欲しかったといった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
わが武王これを見るに堪えかねて、四百余州の諸侯伯をあつめ、紂王をほろぼし、妲己を屠って世をむかしの明るみにかえし、あわせて万民の悩みを救おうとせらるるのじゃ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
法王がそれら大芸術家を庇護したため、他の諸侯伯や領主、豪族、貴族、富豪、貴婦人等が争って夫等の芸術家を贔屓にし尊敬し援助してその天才を発揮せしめた。
— 国枝史郎 『ローマ法王と外交』 青空文庫
作例 · 標準
中世ヨーロッパでは、侯伯が広大な領地を支配していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は名門の侯伯の家系に生まれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
侯伯の権力は、時代とともに変化していった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash