女遊び
おんなあそび
名詞
標準
chasing after women
文例 · 用例
若い時の女遊びは、女を買うのではなく、自分の男を見せびらかしに行くんだから、自惚れこそは最大の敵と思っていなさい。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
が、爰に一つ註釈を加えねばならないのは元来江戸のいわゆる通人間には情事を風流とする伝襲があったので、江戸の通人の女遊びは一概に不品行呼ばわりする事は出来ない。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
女遊び、曲輪通い、折々の退屈払いに兄主水之介がこの世の女どもとかりそめのたわむれはすることがあっても、こんなのは、寺の裏書院のかくれ部屋で素姓も計りがたい女と、かような目にあまる所業は今が初めてなのです。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
節用集を食ふ8・24(夕) 先日七十三の老齢まで女遊びをしたといふ西依成斎の事を書いたが、成斎の生れた家は、熊本在の水呑百姓で、両親は朝|夙くから肥桶を担いで野良へ仕事に出たものだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
女遊びの話も、酒の興を添えていた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
急に金は持ったが、これまでの文化はそういう若者の日常生活にとざされていたので、所謂気の利いたつかい道が見当つかず、女遊びをすると云ってもやはりこれまでの工場の若者が通った私娼窟へ金を流すという風であるそうだ。
— 宮本百合子 『カメラの焦点』 青空文庫
相手はメリヤス商人で、もう相当女遊びもした男らしく、絹子にむかつても、はじめからいやらしいことを云つて黄いろくなつた歯を出して煙草ばかり吸つてゐた。
— 林芙美子 『幸福の彼方』 青空文庫
「真剣な女遊びは、おかしなもので、まるで登山みたいなものですね。
— 豊島与志雄 『必要以上のもの』 青空文庫