初刷り
はつずり
名詞
標準
文例 · 用例
問屋へ頼んで安くおろして貰い、彼はそれを肩に担ぎ、「暦々、初刷り暦!
— 国枝史郎 『北斎と幽霊』 青空文庫
「三千の初刷りで眼を廻したか」「ええびっくりした」寒笑は本当にびっくりしたとみえてとびあがった、「冗談じゃありませんぜ若旦那、あたしあ寝不足で神経が疲れてるんだから、ああびっくりした」「誰か来なかったか」 大助はあがって来るとにやりともしないで梅八にそう訊いた。
— 山本周五郎 『新潮記』 青空文庫
去年、「新・平家」の第一巻が、初めて刊行になり、その初刷りの一巻が、出版局の人々の手で届けられた日が、偶然、香屋子の初めての誕生日だった。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫