養育者
よういくしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
処へ二児の養育者ヴァルミキ仙来って、惻隠の情に堪えず、呪言を唱えてことごとく蘇生せしむ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
二 長男を追い立てる いうまでもなく、かような人間が父親として、また養育者として、どんな風であったかは、容易に想像がつくであろう。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
ソフィヤ・イワーノヴナはさる貧しい補祭の娘であったが、いわけないころから寄るべない『孤児』の一人となって、有名なヴォーロホフ将軍の未亡人で、彼女にとっては恩人であり、養育者でありながら、それでいて同時に迫害者でもあった老婦人の裕福な家に成長した。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
自分の恩人で養育者たるエフィム・ペトローヴィッチ・ポレーノフの家へ引き取られると、彼はこの家のあらゆる人たちをすっかり引きつけてしまって、全く本当の子供と同様に見なされたものであった。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
橘夫人は天智時代に生まれ、天武時代にその若き恋の日を送り、持統時代の文武帝の養育者となり、文武時代に光明后を産んだ人である。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫