驚き顔
おどろきがお
名詞
標準
文例 · 用例
三造は酔ざめの眼で、驚き顔にそれをぼんやり眺めた。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
寿平次の妻お里は妻籠から、半蔵が旧い弟子の勝重は落合から、いずれも驚き顔に半蔵のところへ見舞いに来て、隣家の主人伊之助と落ち合った時にも、その話が出る。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
途中で二人の行きあう百姓仲間のものに驚き顔でないものはない。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
」と呟きながら次の誘惑にとりかゝるために出かけますが途々「実はさつきの宝物は悉く子供だましの玩具で、それと気づいた坊主の驚き顔を見てやりたいものだ!
— 牧野信一 『フアウスト』 青空文庫
」 とばかり驚き顔色を変えたが、なお押入れや戸棚などを探した。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
郷里から急に嫁の事を言って来てね」小山「ナニ、嫁の事」と驚き顔。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
」驚き顔に武男はわざと目をみはりつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
で、人が驚き顔で訊ねると――「僕はこの鳥籠を見るたんびに、自分の寛大さを嬉しく思うのさ」と、彼は言う。
— HISTOIRES NATURELLES 『博物誌』 青空文庫