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禅閤

ぜんこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
ところが一条禅閤兼良は曠世の学者であったとはいいながら、政治家としては極めて簡単な保守主義で、准后親房のような達識ではなかった。
原勝郎 東山時代における一縉紳の生活 青空文庫
題銘をば後成恩寺禅閤兼良に書いてもらったのである。
原勝郎 東山時代における一縉紳の生活 青空文庫
是以禅閤(忠実)時、度々雖有其議、不能果遂。
喜田貞吉 奥州における御館藤原氏 青空文庫
いず方の姫君か、教えられい」覚明が、車のうちへいうと、「月輪禅閤の息女です」と、かすかに裡でいう。
吉川英治 親鸞 青空文庫
女はしとやかに、「私は、月輪禅閤の奥に仕える万野と申すものでございますが、御門跡様へお目にかけたいとて、室咲の牡丹を一枝、お姫様の思し召で持参いたしました。
吉川英治 親鸞 青空文庫
また、この御書面は、お父君の禅閤様からのお墨、御返事をいただけますれば倖せにぞんじます。
吉川英治 親鸞 青空文庫
禅閤からの書面には、いつぞやの礼を尽してあった。
吉川英治 親鸞 青空文庫
「こよいの客人は、姫の生命の親じゃ、粗略がないように」と、月輪の館では、禅閤を初め、家族たちや召使の端までが、細かい気くばりをもって、門を清掃して、待っていた。
吉川英治 親鸞 青空文庫