路傍の人
ろぼうのひと
表現名詞
標準
utter stranger
文例 · 用例
先生にとつて僕は全く路傍の人だつたのさ。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
狂女心底より狂ならず、醒め来りて一夜|悲悼に堪へず、児の血を濺ぎしところに行きて己れを殺さんとす、己れを殺す為に、その悲しき塲所に独り行くことを得ず、却つて路傍の人を連れ立てんことを請ふ、狂にして狂ならず、狂ならずして猶ほ狂なり、あわれや子を思ふ親の情の、狂乱の中に隠在すればなるらむ。
— 北村透谷 『鬼心非鬼心』 青空文庫
許宣はなんだかもう路傍の人ではないような気がしていたが、その一方では非常にきまりがわるかった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
その代り、このままで、路傍の人にだけはなって頂きたくないんです。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
理性にだけつけば、僕達は軽井沢で、もう別れて路傍の人になっていますよ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
許宣はなんだかもう路傍の人でないような気がしていたが、その一方では非常にきまりがわるかった。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
やがて自分は路傍の人と別れるように、その荒廃の跡を見捨てて去った。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
やがて自分は路傍の人と別れる樣に、其荒廢の跡を見捨てゝ去つた。
— 伊藤左千夫 『水害雜録』 青空文庫
作例 · 標準
困っている時に助けてくれたのは、名前も知らない、まさに路傍の人だった。
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大都会では、すれ違う人のほとんどが、二度と会うことのない路傍の人だ。
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たとえ相手が路傍の人であっても、礼儀正しく接するべきだと祖母に教わった。
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