崖面
がけめん
名詞
標準
文例 · 用例
この山は南側太平洋に面した方は極めてなだらかな傾斜をつくり、海抜四千何百尺かの高さから海に向って遠く片靡きに靡き下っているのであるが、私の生れた村に臨んだ側は殆んど直角とも云い度い角度で切り落ちた嶮峻な断崖面をなして聳えて居る。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
更に右舷の方に眸を轉ずると、此の時、湖東の奧の島の三つに整つた山の影はもう稍東南の方に退いて、その前に横はつてゐる沖の島の翠微が赭土色の斷崖面をいつまでも眼印のやうに此方に向けてゐる。
— 琵琶湖めぐり 『湖光島影』 青空文庫