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逃れ去る

のがれさる
動詞
1
標準
文例 · 用例
鮎が、すっと泳ぎ寄って蚊針をつつき、ひらと身をひるがえして逃れ去る
太宰治 令嬢アユ 青空文庫
わたくしはそれを控えるためには女乞食から手を没義道に振り離して逃れ去るの一手でした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
元亨釈書に、安和の上皇、勅して供奉と為す、佯狂垢汗して逃れ去る、と記しているが、憚りも無く馬鹿げた事をして、他に厭い忌まれても、自分の心に済むように自分は生活するのを可なりとした人であった。
幸田露伴 連環記 青空文庫
四囲の人々、皆驚き恐れ『人殺ぢや、人殺ぢや』などいひつつ逃れ去る
木下杢太郎 南蛮寺門前 青空文庫
兵卒の逃れ去るもの踵を接した。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
その時一の夜叉名を賓伽羅と呼ぶ者曠野に住んで血肉を食い、その住む処樹木すら枯れ獣畜も逃れ去るほど故、人はとても活き得ず。
犬に関する伝説 十二支考 青空文庫
その時兎たちまち元の道へ跳ね戻り犬と反対の方へ逃れ去る
兎に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
一本の柱に打ち込んである釘、一介の畳の上に落ちて居る塵と雖、私の眼から逃れ去ることは出来ませんのです。
尾崎放哉 入庵雑記 青空文庫
逃れ去る(のがれさる) — 幻辞.com