早まって
はやまって
表現
標準
in one's hurry
文例 · 用例
「早まってはいかん、早まってはいかん」と、云ってあわただしく走り込んで来た者があった。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
北京に在留中から露西亜の暴状を憤って、同志と共にしばしば公使館に詰掛けて本国政府の断乎たる決心を迫った事もあり、予てからこの大破裂の生ずべきを待設けて晴れの舞台の一役者たるを希望していたから、この国交断絶に際して早まって提調を辞して北京を去ったのを内心|窃かに残念に思っていたらしかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
なにをいうにもまだ十二やそこらの非力な子どもでござりますからな、もし早まって返り討ちにでもなったらたいへんだと存じましたので、もう少し成人してから討つように堅くいいきかせておいたのでござりまするが、やっぱり子どもにはきき分けがなかったのでござりましょう。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
しかしそのうちに、ひとりでに内側から破れるであろう、万一早まって割ったりしては大変だ……と我慢しいしい抱いておりました。
— 夢野久作 『卵』 青空文庫
それですぐに置き去りと決めてしまうのは、あまりに早まっているように深田君は思った。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
祖母ばかりでなく、根が正直な村の人達は、あまりに早まって尼をうたがい過ごしたのをいささか悔むような気にもなったらしく、一度は顔をそむけていた者もこの頃では再び親しみをもつようになって、自分の村じゅうを廻っただけでも尼の托鉢はかなりに重くなるらしかった。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
……厭らしい其臭と、聞けば必然狂亂になるといふ彼曼陀羅華を根びくやうな、凄い氣味のわるい聲を聞いたら……おゝ、早まって覺めた時分に、其樣な怖しい、畏いものに取卷かれたら、氣が違はいでをられうか?
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
あれ程までにからんだ両人の関繋が故なくして解れてしまう筈は無いから、早まって安心はならん。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
早まって結論を出して後悔することがないように、慎重に進めよう。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
早まって行動せず、まずは状況を冷静に分析すべきだ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
「早まってはだめだよ、よく考えてから決めなさい。」と母が言った。
Illusions AI · gemini-2.5-flash