計算器
けいさんき
名詞
標準
文例 · 用例
瀬戸物屋の前には、うらぶれた大学生が、計算器を売っていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
終り」「うむ、御苦労」 計算器を合わせていたM曹長は、顔をあげて叫んだ。
— 海野十三 『空襲下の日本』 青空文庫
男性化してしまった女学員バラは、計算器をガヤガヤと動かしていたが、彼はいくら割っても割りきれない割り算を幾百億の下の桁までも割ろうと無謀な努力を続けていた。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
38 斜めに見える自動計算器。
— ――或シナリオ―― 『浅草公園』 青空文庫
計算器の前には手が二つしきりなしに動いている。
— ――或シナリオ―― 『浅草公園』 青空文庫
警官の後ろから従いて帰ったゲーム取りは、しばらく入口に立っていて、やがて静かに扉をしめると、足音に注意しいしい計算器の椅子に凭った。
— 橋本五郎 『撞球室の七人』 青空文庫
科学的批評とは評価の計算器のことではなくて、文化媒介の認識論的組織あるものを云うのである。
— 戸坂潤 『クリティシズムと認識論との関係』 青空文庫
電気計算器、マイクロフィルム等々の機械礼讃が多くの視察者によって高らかに唱えられた。
— 中井正一 『調査機関』 青空文庫