日がな一日
ひがないちにち
表現
標準
all day long
文例 · 用例
コクトオは気がちがいそうになって日がな一日オピアムばかりやってるそうだし、ヴァレリイは十年間、唖者になった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
私なぞも物心地が附いてからは、日がな一日、婆様の老松やら浅間やらの咽び泣くような哀調のなかにうっとりしているときがままございました程で、世間様から隠居芸者とはやされ、婆様御自身もそれをお耳にしては美しくお笑いになって居られたようでございました。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
此莊園でラクダルはゴロリと轉がつたまゝ身動もろくに爲ず、手足をダラリ伸したまゝ一言も口を開かず、たゞ茫乎と日がな一日、年から年中、時を送つて居るのである。
— 国木田独歩 『怠惰屋の弟子入り』 青空文庫
親の代からの印刷業で、日がな一日油とインキに染って、こつこつ活字を拾うことだけを仕事にして、ミルクホール一軒覗きもしなかった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
コクトオは氣がちがひさうになつて日がな一日オピアムばかりやつてるさうだし、ヴアレリイは十年間、唖者になつた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そして、日がな一日、塵程の屈托が無い様に、陽気に物を言ひ、元気に笑つて、誰に憚る事もなく、酒を呑んで、喧嘩をして、勝つて、手当り次第に女を弄んで、平然としてゐた。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
この頃は、日がな一日月のよい晩などは、その月や星のひかりをたよりに夜露のとつぷりをりる夜闌まで、母娘でせつせと機を織つてゐました。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫
わが胸の主(戀の神)もいと安靜かに鎭座めされた、されば例になく嬉しうて/\、日がな一日心が浮かるゝ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
作例 · 標準
週末は日がな一日、お気に入りの椅子に座って読書をして過ごした。
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定年退職後は、日がな一日庭の手入れをして楽しんでいる。
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彼は日がな一日パソコンの前に座りっぱなしで、運動不足が心配だ。
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