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洗滌器

せんじょうき
名詞
1
標準
文例 · 用例
同じ床、同じ夜着のなかで……いかに酔っていたとはいえ、この女の死を、知らぬと云いつづけられるだろうか」 寝台の側には、三稜の立鏡台があり、洗滌器や、壁にはいろいろな酒を入れた、護謨製用具がいくつとなく吊してある。
小栗虫太郎 地虫 青空文庫
図々しくて露骨で、控え目と、礼儀とを知らない(文化とは、女郎屋を公認する代りに、洗滌器をもった女が、安ホテルにいるだけのことである。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
学士は子供の腸を洗ってやりたいと言ったが、不便な郊外のことで、近くに洗滌器を貸すところも無かった。
島崎藤村 芽生 青空文庫
そして、看護婦をいそがせて、自分は鞄をもち、看護婦には、洗滌器などの道具をもたせて、あたふたと、医務室を出ていった。
海野十三 爆薬の花籠 青空文庫
」 石田氏は横をむいて煙草を喫っていたが、「女のひとが、腰湯をつかう器械……洗滌器だ」と吐きだすようにいった。
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
婦人の洗滌器です……改変といっても、こんな無茶なやりかたは、あるもんじゃない」「よく、わかりました……どこから手をつけるのもおなじことだから、この部屋からはじめましょう。
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
「この家を改変したのは、君だったのか」「さようです……尤も、私が扱いましたのは、プランニングだけなんで」「醍醐の三宝院を写した、床脇の棚を壊して、不潔極まる婦人の洗滌器を据えつけたのは、君がやらせたことなんだね?
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
ゴム管の洗滌器をもちろん使いに来たわけではない。
高見順 いやな感じ 青空文庫