掘っ立て
ほったて
名詞
標準
erection of a pillar by sinking it directly into the ground
文例 · 用例
もう少し文化が進んで小屋を作るようになっても、テントか掘っ立て小屋のようなものであって見れば、地震にはかえって絶対安全であり、またたとえ風に飛ばされてしまっても復旧ははなはだ容易である。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
その掘っ立ての馬小屋は、そして、馬小屋であると同時に、そこですぐ堆肥をも採れるようになっていた。
— 佐左木俊郎 『馬』 青空文庫
君子がものごころのつく頃には祖母と二人で、ある山端の掘っ立て小屋のような陋屋に住んでいた。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
しかし、君子にとってはたとえそれが掘っ立て小屋の陋屋ではあっても、祖母と二人で暮した当時の楽しい思い出である。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
椿の花にしても、君子が祖母と一緒に住んでいた山端の掘っ立て小屋の付近に椿はなかったように思うし、たとえ山のなかや、他家の庭先なぞで見たことがあるにしても、それが、母の帰国に関係があるとは思われない。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
祖母の語ったところによると、君子と母が発足してから六日目の夜、君子は一人で大きな人形を抱いて掘っ立て小屋に帰ってきたということである。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
それからの君子は、掘っ立て小屋を捨て、町に出て子守奉公をするようになったが、君子は子守がいやでしかたなかった。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
浦上一帯の掘っ立て小屋には、未亡人や孤児が小屋ごとにいた。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
作例 · 標準
この遺跡からは、地面に穴を掘って柱を立てた掘っ立ての構造が確認された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
掘っ立てという建築技法は、古代から庶民の住居に広く用いられてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「当時は基礎石を使わない、簡易的な掘っ立ての建物が主流だったんだよ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview