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血腥い

ちなまぐさい
形容詞
1
標準
文例 · 用例
血腥いより堪りかねて、縁側を開けて、私が一番に庭へ出ると、皆も跣足で飛下りた。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
彼等は繩張のことで血腥い喧嘩もよくする。
岡本かの子 巴里の唄うたい 青空文庫
賑かな明い通りで、血腥いかわりに、おでんの香が芬とした。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
笹村も、一度経験したことのある、お産の時のあの甘酸ッぱいような血腥いような臭気が、時々鼻を衝いて来るように思えてならなかった。
徳田秋声 青空文庫
殺人や自殺などの、血腥い三面雑報の刺戟づよい活字に、視線の落ちて行った浅井の心に、田舎へ帰ってから、気が狂ったというお柳のことが、ふと浮んで来た。
徳田秋声 青空文庫
こうして、幾つかの因子を排列しているうちに、法水は噴っと血腥いような矢叫びを、自分の呼吸の中に感じたのであった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
云うまでもなく、それには原因があって、この地峡も、過去においてはなんべんか興亡を繰返し、いくつかの血腥い記録を持っていたからであり、また一つには、そこを弾左谿と呼ぶ地名の出所でもあった。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
と云うのは、だいいち十四郎の気性が、粗暴になってきて、血腥い狩猟などに耽り、燔祭の生き餌までも、手ずから屠ると云ったように、いちじるしい嗜血癖が現われてきた事だった。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
血腥い(ちなまぐさい) — 幻辞.com