王廷
おうてい
名詞
標準
文例 · 用例
王廷珸字は越石という者があった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
趙再思は仕方なしに俟っていると、暮方になって漸く季は出て来て、余怒なお色にあるばかりで、「自分に方鼎を売付けた王廷珸という奴めは人を馬鹿にした憎い奴、南科の屈静源は自分が取立てたのですから、今書面を静源に遣わしました。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
果して屈静源は有司に属して追理しようとしたから、王廷珸は大しくじりで、一目散に姿を匿してしまって、人をたのんで詫を入れ、別に偽物などを贈って、やっと牢獄へ打込まれるのを免れた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
王廷珸字は越石と云ふ者が有つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
趙再思は仕方無しに俟つてゐると、暮方になつて漸く季は出て来て、余怒猶ほ色に在るばかりで、「自分に方鼎を売付けた王廷珸といふ奴めは人を馬鹿にした憎い奴、南科の屈静源は自分が取立てたのですから、今書面を静源に遣はしました。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
果して屈静源は有司に属して追理しようとしたから、王廷珸は大しくじりで、一目散に姿を匿して仕舞つて、人をたのんで詫を入れ、別に偽物などを贈つて、やつと牢獄へ打込まれるのを免れた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
丁度、私がイランの王廷に止まっておりました時のこと。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
かくて一二九二年にマルコ・ポーロ等の一行は、福建の泉州から船出して、印度洋ペルシア灣を經て、首尾よくペルシアの王廷に元の皇女を送り屆けた後ち、自分等は陸路小アジアを經て一二九五年に丁度足掛け二十五年目に故郷のベニスに歸着した。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫