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髪姿

かみすがた
名詞
1
標準
文例 · 用例
プラットホームを歩いて行くお銀の束髪姿は、笹村の目にもおかしかった。
徳田秋声 青空文庫
」 少しは力の恢復して来たお銀が、捲き髪姿で裏から入って来たとき、笹村の顔色がまだ嶮しかった。
徳田秋声 青空文庫
」 どこか硬いところのある声で、そういいながら格子戸を開けたその女の束髪姿を見ると、お増は立ちどころにそれと感づいた。
徳田秋声 青空文庫
門へ出て、時々子供を見ている、醜いその母親の束髪姿が、それ以来お増の注意を惹いた。
徳田秋声 青空文庫
浅井の傍に、飯の給仕などをしている、処女らしいその束髪姿や、弾みのある若々しい声などが、お増の気を多少やきもきさせた。
徳田秋声 青空文庫
お今の若々しい束髪姿が、そんな時の浅井の心に、悪醇い色にただれた目に映る、蒼いものか何ぞのように、描かれていた。
徳田秋声 青空文庫
白い繊細な躰と、やゝ黄色い、これも同じやうな脊丈をもつて、二人とも断髪姿で何か嬉しさうに話しながら浴場へおりて来ると、真先きに裸になつた杉田は栓をひねつて水をうめてゐた。
徳田秋聲 草いきれ 青空文庫
その三人の姿の上へ、そして四郎五郎左衛門のむくろの上へ、そしてお感慨深げに、黙念と馬上から見守っていられる宰相伊豆守のおしのび姿の上へ、馬首を並べてご警固申し上げている美小姓釆女の前髪姿の上へ、深夜の雪がおやみなく、しんしんと降りそそぎました。
千柿の鍔 右門捕物帖 青空文庫