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じょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
水は青黒くってる。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
連日の雨で薄りの水は地平線に平行している。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
ここに浮いていたというあたりは、水草の藻が少しく乱れているばかり、ただ一つ動かぬ静かな水を提灯の明りに見れば、ただ曇って鈍い水の光り、何の罪を犯した色とも思えない。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
かようにして、奈良朝には後世の仮名の一つ一つに相当する四十七の違った音があったことが、その万葉仮名の類別の上から知られるのであるが、仮名には以上四十七のほかになお音の仮名があって、清音の仮名と区別せられている。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
「で」以外の清音の仮名と音の仮名との場合もまた同様であるから、当時は、後世の仮名において区別せられる音の仮名二十に相当する音が清音のほかにあったこと明らかである。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
以上、奈良朝において、後世のあらゆる清音及び音の仮名に相当する諸音が区別せられていたことを明らかにしたが、なお当時は、後世の仮名では区別しないような音の区別があったのである。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
次に音の仮名に相当する諸音については、ガ行の仮名にあたる諸音の子音は多分現代の東京・京都等の「がん」「ぎん」「ごく」「げんき」「ぐん」などの「が」「ぎ」「ぐ」「げ」「ご」の子音と同じg音(音声記号では〔〕)は、当時はなかったのではあるまいかと思われる。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫
三 連音上の法則(一) 語頭音に関しては、我が国の上代には、ラ行音および音は語頭音には用いられないというきまりがあった。
橋本進吉 国語音韻の変遷 青空文庫