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島影

しまかげ
名詞
1
標準
faint outlines of an island
文例 · 用例
去年、佐渡へ御旅行なされて、その土産話に、佐渡の島影を汽船から望見して、満洲だと思ったそうで、実に滅茶苦茶だ。
太宰治 十二月八日 青空文庫
其翌日は、漂流以來はじめて少し心が落付いて、例の雨水を飮み、沙魚の肉に舌皷打ちつゝ、島影は無きか、る日よりは餘程元氣もよく、赫々たる熱光の下、日出雄少年は私の顏を見詰めて『おや/\、叔父さんは何時の間にか、黒奴になつてしまつてよ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
大佐閣下の海底戰鬪艇はすでにあの島影に來て居るであらうか、それとも未だ朝日島を出發せぬのかしら、えい、待遠や/\。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
まず風情はなくとも、あの島影にお船を繋ぎ、涼しく水ものをさしあげて、やがてお席を母屋の方へ移しましょう。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
海は一番はるかな島影もはっきりと浮かせて、湖のように静かであった。
渡辺温 勝敗 青空文庫
夜になるとさながらに巨大な城砦か、神秘的な島影のように真黒々と星空に浮出して、昔ながらに貧弱な村の風景を威儼していたので、小さな住居に不似合な深良屋敷の名称も、自然、昔のまんまに残っているのであった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
そこには岩石から成る島があつて、島影から朝日が出懸けて居る所である。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
時に望郷の念禁じ難く、徒に雲に島影を羨むのみ。
北原白秋 夢殿 青空文庫
作例 · 標準
夜明け前、水平線の向こうにぼんやりと島影が見え始めた。
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船が進むにつれて、遠くに見えていた島影が少しずつはっきりしてきた。
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深い霧の中、微かな島影を頼りに船を進めた。
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