千鳥
ちどり異読 チドリ
名詞頻度ランク #33736 · 青空 843 例
標準
plover
文例 · 用例
殘る一人席なくて困じけるを、かの醉ひしれたるまめ男、自らは千鳥足の危きをも顧みず、數ならぬ妾に席を讓り賜はりしは、さきのにくさ、恐しさも忘れさりていとど嬉しかりき、この人なからましかば、わが足は棒になりてそれより石に化りなまし。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
」と緊張のあまり聲がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは萬疊敷とでも云つていいくらゐの廣い座敷になつてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
特に著しいのは千鳥や海鴨などのである。
— 寺田寅彦 『卵の形』 青空文庫
川口の洲には千鳥飛べり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
〔島わにあらき潮騒を〕宮沢賢治島わにあらき潮騒をうつつの森のなかに聴き羊歯の葉しげき下蔭に青き椿の実をとりぬ 南の風のくるほしく 波のいぶきを吹き来れば 百千鳥 すだきわぶる三原の山に燃ゆる火のなかばは雲に鎖されぬ
— 宮沢賢治 『〔島わにあらき潮騒を〕』 青空文庫
元禄の頃の陸奥千鳥には――木川村入口に鐙摺の岩あり、一騎立の細道なり、少し行きて右の方に寺あり、小高き所、堂一宇、次信、忠信の両妻、軍立の姿にて相双び立つ。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
この一水は○神田堀の余流にして、直ちに東南に向つて去つて、中洲下にて隅田川に入るものなるが、日本橋区を中断して神田川と隅田川とを連ぬるこの水路の上に○柳原橋、緑橋、汐見橋、千鳥橋、栄橋、高砂橋、小川橋、蠣浜橋、中の橋、その他の諸橋は架れるなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
干潟を鳴きつれて飛ぶ千鳥の声のみ聞こえてかなたこなた、ものさびしく、その姿見えずとみれば、夕闇に白きものはそれなり。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
作例 · 標準
海岸で千鳥の群れが波打ち際を走り回っていた。
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冬になると、あの池に千鳥が飛来する。
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千鳥の鳴き声はどこか寂しげに聞こえる。
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