遇々
遇々
名詞
標準
文例 · 用例
滅多にそんな機会などのある筈もなかつたのだが、誰彼の差別もなく遇々美しい女性に相対すると、わけもなく全身の血潮が頭に逆上して来て、決して当り前の口が利けなかつた。
— 牧野信一 『女に臆病な男』 青空文庫
アッハハハハ、奇遇々々。
— 国枝史郎 『戯作者』 青空文庫
氏は大方の場合には、田園の長者|振の持主であるが、遇々相手を瞶められる時、博士の威厳が眉宇に現われ、寄っ付けない程に鋭くなると。
— 国枝史郎 『小酒井不木氏スケッチ』 青空文庫
遇々父の館へ帰つてきて裏切の話を耳にとめ父兄を諫めたが容れられる段ではない。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫