甕形かめがた名詞1標準文例 · 用例室内の調度は、寝台の側に大|酒甕形の立|卓笥があるのみで、その上には、芯の折れた鉛筆をつけたメモと、被害者が臥る時に取り外したらしい近視二十四度の鼈甲眼鏡、それに、描き絵の絹|覆をつけた卓子灯とが載っていた。— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫渦巻の浮彫をした甕形の王宮にはほうぼうに入口があり、暖い日には緋おどしの鎧をきた幾百の騎士が勇みたって湖のかなたに笑顔をもって彼らを待つ恋人の馨しい脣をすいにゆく。— 中勘助 『島守』 青空文庫