長板
ながいた
名詞
標準
wooden board on which utensils for a tea ceremony are displayed
文例 · 用例
と、鈍い膜のかかったような影法師が現われて、廊下の長板が、ギイと泣くような軋みを立てた。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
韓信が市井の間に股をくぐったことは、非凡の人でなければ、張飛が長板橋上に一人で百万の敵を退けたに比し、その勇気あるを喜ぶものはなかろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
部屋には、仕事用の長板やら、錣の糸掛け、草摺掛けなどを置き、染革の切れッぱしだの膠鍋が、ざつぜんと、散らかっている。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
どういうわけかと言うと、そのあとの毛を根に巻きつけるとか、何処かにぐるぐると入れるのだが、私のは毛がながいために入れるところがない。
— 上村松園 『三味線の胴』 青空文庫
そのまんなかに、ひときわ大きいのが一ついて、角のかわりに獅子のようなながいたてがみがはえ、全身の毛が金色に光っていて、眼が青々とすみきっていました。
— 豊島与志雄 『銀の笛と金の毛皮』 青空文庫
エキモスは、その獅子のようにながいたてがみをなでてやりました。
— 豊島与志雄 『銀の笛と金の毛皮』 青空文庫
じゃあマスクは、ぼくが貴様の顔にはめてやろう」「えっ、あなたさまがマスクを私の顔にはめてくださるというのですか」 怪塔王は、わざとらしくながいため息をついた。
— 海野十三 『怪塔王』 青空文庫
太田さんのお家にもちょうせんぶながいたけれど、おなかがすくと、共食いをはじめて、強いちょうせんぶなが、ほかの弱いのをみんな食べてしまったというのよ。
— 小川未明 『ちょうせんぶなと美しい小箱』 青空文庫
作例 · 標準
茶室の床の間には、格式高い長板に美しい茶器が飾られていた。
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茶道の稽古で、先生は長板の配置と扱い方を丁寧に指導してくださった。
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簡素ながらも凛とした雰囲気の長板に、日本の美意識が感じられた。
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