ぴしゃぴしゃ
ぴしゃぴしゃ異読 ぴしゃっぴしゃっ
副詞
標準
slap (sound of a flat object continuously striking something)
文例 · 用例
親爺もおふくろも、兄も、それから僕も、田植えと、田植えのこしらえに額や頬に泥水がぴしゃぴしゃとびかゝる水田に這入って牛を使い、鍬で畦を塗り、ならしでならした。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
それで爺は先ず、大きなごつごつの手を両方とも、曲がりかけた腰の上に置いて、浅い霜が溶けてぴしゃぴしゃと湿っている庭を、真直ぐに山茶花の木の下へやって行った。
— 佐左木俊郎 『山茶花』 青空文庫
立つか立たないに、ぴしゃぴしゃと、平掌で銀の横ッ面を引叩いた、その手が火柱のようだから堪りません。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
時々に雨戸をなでる庭の八つ手の大きい葉に、雨音がぴしゃぴしゃときこえるのも、外の暗さを想わせるような夜であった。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
うとうとして居ると赤が吠えながら駈け出したように思われてはっと眼が醒めたり、鍋の破片へまけてやった味噌汁をぴしゃぴしゃと嘗めて居る音が聞えるように思われたり、自分の寝て居る床の下に赤が眠って居るように思われたりしてならなかった。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
赤がいつものようにぴしゃぴしゃと飯へかけてやった味噌汁を甞める音が耳にはいったり、床の下でくんくんと鼻を鳴らして居るように思われたり、それにむかむかと迫って来る暑さに攻められたりして彼は只管懊悩した。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
ぴしゃぴしゃと気疎い草鞋の音を立てて、往来を通る者がたまさかにあるばかりで、この季節の賑い立った様子は何処にも見られなかった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
今ごろはあの子供の頭が大きな平手でぴしゃぴしゃはたき飛ばされているだろうと思うと、彼は知らず識らず眼をつぶって歯を食いしばって苦い顔をした。
— 有島武郎 『卑怯者』 青空文庫
作例 · 標準
濡れた手で顔をぴしゃぴしゃと叩き、眠気を無理やり吹き飛ばした。
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浅瀬で魚がぴしゃぴしゃと跳ねる音が、静かな湖畔に響いている。
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洗顔後、化粧水を肌にぴしゃぴしゃと馴染ませるのが毎朝のルーティンだ。
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標準
splash
作例 · 標準
雨上がりの道を、子供が長靴でぴしゃぴしゃと言わせながら歩いている。
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犬が水飲み場の水をぴしゃぴしゃと音を立てて、勢いよく飲んでいる。
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風呂場で赤ん坊が楽しそうに、お湯をぴしゃぴしゃと叩いて遊んでいる。
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