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刻み足

きざみあし
名詞
1
標準
mincing steps
文例 · 用例
もっと早く帰ればよかったと悔みながら、お咲は俯向いて両袖をしっかりと抱きあわせて、小刻みに足を早めて歩いて来ると、うしろから同じく刻み足に尾けて来るような軽いひびきが微かにきこえた。
半鐘の怪 半七捕物帳 青空文庫
男も、女も、路行く人は皆、身分不相應に見える程、厚い立派な防寒外套を着けて、輕々と刻み足に急いで居た。
石川啄木 菊池君 青空文庫
男も、女も、路行く人は皆、身分不相応に見える程、厚い、立派な防寒外套を着けて、軽々と刻み足に急いで居た。
石川啄木 菊池君 青空文庫
が、たゞ独り夜を縫ふミシンの針丈が刻み足に頭の中を断えず通つてゐた事を自覚してゐた。
夏目漱石 それから 青空文庫
その時正面の切り戸から悠然と立ち出でた小兵の人物、年格好は五十五、六、木綿の紋付に黄平の袴、左手に一刀を引っさげてスッスッと刻み足に進んで来る。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
庭の茂が幽に揺れると、香具師風の若者が手拭でスッポリ顔を隠し、刻み足をして現われたが、ぴったりと雨戸へ身を寄せた。
国枝史郎 大捕物仙人壺 青空文庫
が、ただ独り夜を縫うミシンの針だけが刻み足に頭の中を断えず通っていた事を自覚していた。
夏目漱石 それから 青空文庫
傾むいて矢のごとく下る船は、どどどと刻み足に、船底に据えた尻に響く。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
作例 · 標準
歌舞伎役者が刻み足で花道をゆっくりと進む。
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剣道では、相手との距離を詰める際に素早い刻み足が重要になる。
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彼女は人前で緊張すると、無意識のうちに刻み足になる癖がある。
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