止め字
とめじ
名詞
標準
kanji character commonly used at the end of given names
文例 · 用例
インキはなくなるのがつとめじゃない。
— 夢野久作 『ペンとインキ』 青空文庫
「そんなことのないようにするのが」と、お袋は僕に向った、「芸者のつとめじゃアございませんか?
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
されば丹下左膳より乾雲丸を奪還し、この坤竜とともどもに小野塚家の当主弥生殿の前にそろえて出すのは、弥生どの……というよりも、左膳の刃におたおれになった鉄斎先生への何よりの供養――義理だ、つとめじゃ!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
それで俺あ、――わしあそれで、喜んでそうしたいんじゃから、それがわしのつとめじゃから。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
「疲れたろ姉やん、姉やんは昼夜のつとめじゃったせにな」 ここ二三日、ほとんど徹夜なことに思いやりをこめて、実枝はクニ子のそばへ並んで横になった。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
「馬力の六も出入りさしとめじゃ」 事件の少いこの村にとっては、お浜が妊娠している、という噂は大きなニュースであったが、このニュースに最も恐慌をきたしたのは、馬力の六やんをはじめ平素、遊び手として定評のある人たちであった。
— 中村地平 『南方郵信』 青空文庫
それが仲居のつとめじゃないか」 はいはいと仲居は花王|石鹸のマークみたいな顎をひいて、「腕とお金次第……」「よーし、はりこもう」 これでもう話はきまったようなものだ。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
「郎」や「太」は、昔から男の子の名前によく使われる定番の止め字だ。
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娘の名前を考えるとき、優雅な印象を与える止め字として「子」を選んだ。
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最近は、個性的な読み方をする止め字を使った名前が増えているようだ。
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