万物の霊長
ばんぶつのれいちょう
名詞
標準
the lord of creation
文例 · 用例
人類は、万物の霊長でほかの動物とは、種を異にする特別のものゝようである。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
人間が万物の霊長だなんて威張っていても、たかだか七、八十年経てば、すっかり跡形もなくなってしまうのでしょうか。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
しかしながら、病気以前のラプンツェルの、うぶ毛の多い、野薔薇のような可憐な顔ではなく、(女性の顔を、とやかく批評するのは失礼な事であるが)いま生き返って、幽かに笑っている顔は、之は草花にたとえるならば、(万物の霊長たる人間の面貌を、植物にたとえるのは無謀の事であるが)まず桔梗であろうか。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
まして万物の霊長たる人間が、どうして仇敵を討たずに許してやることなど出来ようぞ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
而して人間の娯楽にはすこしく風流の趣向、または高尚の工夫なくんば、かの下等動物などの、もの食いて喉を鳴らすの図とさも似たる浅ましき風情と相成果申すべく、すなわち各人その好む所に従い、或いは詩歌管絃、或いは囲碁挿花、謡曲舞踏などさまざまの趣向をこらすは、これ万物の霊長たる所以と愚案じ申次第に御座候。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
これは畜生同志が初めて出会った時の心理状態を有りのままに見せた表現でありますが、遺憾ながら万物の霊長たる人間にも、この性質を発見する事が出来るのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
さすがに吾々の祖先は万物の霊長だけあって、途中で出会うたんびに一々尻を嗅ぎまわってイガミ合っていては、手数が大変だという事を直ぐに覚ったのでありましょう。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
「小倉君『人間は万物の霊長なり』という人間の造った言葉があるだろう。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
人間は万物の霊長として、地球の環境を守る責任がある。
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万物の霊長である我々が、なぜ争いを止められないのか。
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彼は万物の霊長たる所以を、その知性で示してみせた。
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