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長棒

ながぼう
名詞
1
標準
文例 · 用例
『書紀』十一に、武蔵人と吉備中国の人が、河伯また大害殊に多い処々で、婦女水を汲みに川に下りず、高岸上より長棒の端に付いた瓢箪で汲むから、その難に逢わぬとは、竜や※に取りて瓢は重々不倶戴天の仇と見える。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
あるものはまた、一行と共に動いて行く金の葵紋の箱、長柄の傘、御紋付きの長持から、長棒の駕籠の類まであるのを意外として、まるで三、四十万石の大名が通行の騒ぎだと言うものもある。
第一部下 夜明け前 青空文庫
なぜかなら、その葵紋の箱も、傘も、長持も、長棒の駕籠も、すべて水戸烈公を記念するためのものであったからで。
第一部下 夜明け前 青空文庫
而して三人が歩き乍ら、 森の、野の上の、海岸の、 巴里とセエヌを見|下すサン・ゼルマン、 鶯餠の、長い長棒麺麭の幹の、 さうして箒のマロニエ、其れに交つた砂糖漬の白樺の棒縞。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
大名やその他身分の高い者の乗る駕籠は長棒駕籠といって、棒が長く、八人で手代りに舁くことになっている。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
簾はちぎれ、底板はぬけ、長棒は折れ、ほとんど形のないまでにこなごなになっている。
御代参の乗物 顎十郎捕物帳 青空文庫