亜群
あぐん
名詞
標準
subgroup
文例 · 用例
私は今、右のことが分つたので歓喜にむせぶ気持でゐるが、又一方、長年求めあぐんで、暗中模索してゐたものが、一時に分つたので、慄へてもゐるといつた状態である。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
私は躍り上るように喜んだ、ほんとうに、久しく尋ねあぐんでいたのだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その為の打開策を、もう三年以上も考へあぐんでゐたのだつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
―― その重さこそ常々私が尋ねあぐんでゐたもので、疑ひもなくこの重さは總ての善いもの總ての美しいものを重量に換算して來た重さであるとか、思ひあがつた諧謔心からそんな馬鹿げたことを考えて見たり――何がさて私は幸福だつたのだ。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
―― その重さこそ常づね尋ねあぐんでいたもので、疑いもなくこの重さはすべての善いものすべての美しいものを重量に換算して来た重さであるとか、思いあがった諧謔心からそんな馬鹿げたことを考えてみたり――なにがさて私は幸福だったのだ。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
助を寝かし着けてそのまま横になって自分の帰宅を待ちあぐんでいたのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
妻は夢心地に先程から子供のやんちやとそれをなだめあぐんだ良人の声とを意識してゐたが、夜着に彼の手を感ずると、警鐘を聞いた消防夫の敏捷さを以て飛び起きた。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
乳母がなだめあぐんでゐるのを齒痒くさへ思つてゐた。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
作例 · 標準
亜群の例文