楷
かい
名詞頻度ランク #2857 · 青空 81 例
標準
regular script (of Chinese characters)
文例 · 用例
筆記帳には組と名前を楷書で書いてしまったの。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
国定教科書の肉筆めいた楷書の活字。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
箱せこかと思ふ、錦の紙入から、定期だか何だか小さく疊んだ愛知の銀行券を絹ハンケチのやうにひら/\とふつて、金一千圓也、といふ楷書のところを見せて、「心配しないで、めしあがれ。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
余もこの経を拝見せしに、その書体|楷法正しく、行法また精妙にして―― と言うもの即これである。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
で子供が眼を覺ました時のやうに、眼をひツ擦ツてゐると、誰かギシ/\音をさせて、狭い楷梯を登つて來る。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
お房は、其には頓着なく楷梯を上りきると、先づがたびしする雨戸を三枚啓けて、次に手ばしこく蒲團を畳んで押入へ押籠む……夜の温籠は、二十日鼠のやうに動くお房の煽と、中窓から入ツて來る大氣とに冷されて、其處らが廓然となる。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
もう一つ比喩を改めて云えば、あなたの文章は楷書でなくって悉く草書です。
— 夏目漱石 『木下杢太郎著『唐草表紙』序』 青空文庫
」 と両手で控帳の端を取って、斜めに見せると、楷書で細字に認めたのが、輝くごとく、もそりと出した源助の顔に赫ッと照って見えたのは、朱で濃く、一面の文字である。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
標準
Chinese pistache (Pistacia chinensis)