断書
だんしょ
名詞
標準
文例 · 用例
寄ってくれた人たちは当然のこととして、診断書のこと、死亡届のこと、埋葬証のこと、寺のことなど忠実に話してくれる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
「医者に診断書をとりに行つたんだ」 とにかく、死人の父の意嚮に従つて葬式を出さねばならなかつたので、医者の待合室に待つてゐるだらう万福の父に相談して、それから川向ひの製材所に行つて、棺桶の板を持つて来よう、と云ふことにして、私たちは歩き出した。
— 葉山嘉樹 『万福追想』 青空文庫
診断書を書いて上げようかね」といって、医者は、診断書を書いて渡した。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
診断書が、百通あってもだめだろうとは思ったが、とにかく、それは、一つの有力な味方であった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
今では、実際の負傷や疾病よりも、診断書の方が、重大な意義を持っているのだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
工場医は、資本家の診断によって診断書を書く、という役目だけを勤める場合が多かった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
それの診断書だけに驚くのであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
だが、この診断書は、幾分なりとも、何らかの衝動を与えまいものでもない、と三人は空頼みにした。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫