察するに
さっするに
表現副詞
標準
presumably
文例 · 用例
そして私の推察するに、私の所から逃げた当分は、新しき男とその友人の家などに行つた場合、男を変へたことを少々誇りげにし、その理由として男が自分に教へた理智的な目的を語つたり、もつと気紛れな場合には、私について人に分り易い欠点――そのために彼の女が私を嫌つたのではない欠点を語つたらしいのである。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
それで年の豊凶を予察するには結局その年の七、八月における気温や日照の積分額を年の初めに予知することが出来れば少なくも大体の見当はつくということになる。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
そこの狭い石段から眺めるシャトウ・モウトン・ロスチルドと名づけられた一八六九年のボルドウ酒やロマネー・コンチという一八七〇年のブルガンディ酒やはその名前の罎を見るだけでフランス人の飲食物に対する執拗な愛慾を観察するに役立つ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
それを、褄は深いほど玉は冷たそうな、膝の上へ掛けたら、と思うが、察するに上へは出せぬ寸断の継填らしい。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
婦人の驚駭は蓋し察するに餘りある。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
其扮装を見て察するに、近来この土地へ続々流れ込んで来る坑夫か土方の仲間らしい。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
相手は、職人風の男で、その暮し振りを察するに、その日暮し以上を出ないと見えた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
古代埃及人は、地球の裏には魔者の住んでゐる暗黒の大海があつて、太陽は東から西へと一日の行程が終ると、この地球の裏の魔海を夜間舟で渡つて、翌朝までにまた元の東に帰るのだと信じてゐたといふから察するに星も亦太陽と同様に、舟で暗黒の海を渡ると考へられたのかも知れない。
— 岡本かの子 『星』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言動から察するに、何か隠し事をしているようだ。
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状況を察するに、今回の計画は中止になるだろう。
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彼女の表情から察するに、かなり疲れているらしい。
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