裏向き
うらむき
名詞
標準
actual and hidden
文例 · 用例
表向きは立派な為替問屋と質屋になっておりまするが、裏向きは筑前切っての大きな博奕宿で御座います。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
同じ配列で、裏向きにしておけばよかったのだ。
— 海野十三 『不思議なる空間断層』 青空文庫
すると、忽ちそこは、休暇を利用して都會から集つて來た子供づれの客がごつた返してゐて、やうやく私は裏向きの日のささぬ一部屋へ押し込められた。
— 横光利一 『榛名』 青空文庫
どうしてここへ来た」と初めて気が附いたようにニッコリ笑われますと、裏向きにして持って御座った巻物を捲き納めながら、グルグルと紐で巻いてしまわれました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
それから先生、近頃じゃわっしも、臥床に入ると、爪先から脈の音が聴えるようになりましたが、そうするとお母ろが、毛孔から海の匂いを吹き入れてくれて、すっかり雲のように、わっしを包んでくれるんですよ」二、裏向きお岩 それは狂気の合間合間に現われる、綺びやかな夢幻のようなものだった。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
そうなると、当然裏向きお岩の疑問が起ってきて、幸いだんまりの場面の暗さを機に、あれが誰かの一人三役ではないかとの疑いも起ってくるのだった。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
そして、裏向きお岩の謎は、遠く遠く雲層の彼方に没し去ってしまったのである。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
それは、杉戸入りの際に、逢痴を裏向きに押し込んだ人物で、たしかあの時、奈落にいた六人の一人に違いないのです。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
inside out (e.g. socks)
作例 · 標準
例句