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蓬生

よもぎう
名詞
1
標準
wasteland
文例 · 用例
反歌うらなごむ春日よろしみ蓬生や花のなづなを踏みて暮しつ匂だちとみに春めく蓬生の下べのしめり踏めばかなしも春の草まだやはらかしとりまぜて摘むとためけり子らが帽子につくし土筆摘み、妻と子と摘み、うすあかき土筆の茎の、緑だつその秀の粉の、かなしとも吾が妻も摘め、をさな児もしみみ摘みをる、そのをさなさを。
北原白秋 風隠集 青空文庫
反歌うらなごむ春日よろしみ蓬生や花のなづなを踏みて暮しつ匂だちとみに春めく蓬生の下べのしめり踏めばかなしも春の草まだやはらかしとりまぜて摘むとためけり子ろが帽子につくし土筆摘み、妻と子と摘み、うすあかき土筆の茎の緑だつその秀の粉の、かなしとも吾も妻も摘め、をさな児もしみみ摘みをる、そのをさなさを。
北原白秋 青空文庫
蓬生の中に、ぐつすり眠るまろ寢姿――靴の音にも眼が醒めぬ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
白樺よ、蓬生の大海原に浴する女の身震、風がその薄色の髮に戲れると、おまへたちはなにか祕密を守らうとして象牙の戸のやうに脚を合せる。
上田敏 牧羊神 青空文庫
蓬生日記」の十月九日のくだりには、師の君に約し参らせたる茄子を持参す。
長谷川時雨 樋口一葉 青空文庫
仁和寺の築地のもとの青蓬生ふやと君の問ひ給ふかな この歌も京情調を歌ふクラシツクの一つ。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
鎌の刃の白く光ればきりぎりす茅萱を去りて蓬生に啼く このきりぎりすも昼鳴く虫※で、今でも玉川の土堤へ行けばこの光景が見られる。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
蓬生の門※古書ども読み耽りをりて真男鹿の肩焼く占に うらどひて、事|明らめし神代をぞ 思ふ※幽居雪薄しろくなりて たまれる雪の上も 汚さで、一日見る庵かな※跡といふものはあらせぬ雪のうへに、心をつけて 独り見るかな※南部広矛が吾嬬へゆくにわかれには、涙ぞ出づる。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
作例 · 標準
長年手入れされなかった庭は、すっかり蓬生となってしまった。
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都から遠く離れた蓬生で、彼は静かに余生を送った。
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かつて栄えた城下町も、今では蓬生と化している。
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ウィキペディア

「蓬生」(よもぎう)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第15帖。巻名は末摘花の荒廃した邸に茂る蓬に因む。

出典: 蓬生 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0