世間離れ
せけんばなれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
becoming unworldly
文例 · 用例
……天秤かついだ己が形が、何でございますかね、天狗様の下男が清水を汲みに山一つ彼方へといった体で、我ながら、余り世間離れがした心細さに、(ほっ、) と云ったが、声も、ふやける。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
)七 小林城三 椿岳は晩年には世間離れした奇人で名を売ったが、若い時には相当に世間的野心があってただの町人では満足しなかった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
とにかく、奴らはそんなに世間離れがしてねえで、どいつもみんな陽気に大尽遊びをやったものさ。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
しかしたいていは世間離れのしたこう云う談話だけで書斎を出るのが例であったが、その折は何かの拍子で兄の得意とする遺伝とか進化とかについての学説が、銅版の後で出て来た。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
こんな世間離れした一隅には専業の宿屋も旅籠もなかったが、村民たちは喜んで私たちをもてなそうとし、一番大きなシャレーの持ち主が早速宿泊の準備をしてくれた。
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
日ごろご厄介になっている恩人様が、たまにこうして、世間離れてシッポリと愉しんでいらっしゃるのにさ、何だって、お愉しみの邪魔をするのだい。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
かつまた、世間離れした反逆の快いときめきなども手伝うものか。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼の世間離れしたライフスタイルは、彼の職業の人としては珍しかった。
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彼女は現実に無関心で、世間離れした状態にあるように見えた。
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その芸術家の創造プロセスは、しばしば日常の心配事からの意図的な世間離れを伴った。
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