山気
やまき異読 やまぎ・やまけ
名詞
標準
speculative spirit
文例 · 用例
冷たい山気が沁みて来た。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
すなわち一転すれば冒険心となり、再転すれば山気となるのである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
現に彼の父は山気のために失敗し、彼の兄は冒険のために死んだ。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
けれどもその家庭にはいつも多少の山気が浮動していたという証拠には、正作がある日僕に向かって、宅には田中鶴吉の手紙があると得意らしく語ったことがある。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
父の山気を露骨に受けついで、正作の兄は十六の歳に家を飛びだし音信不通、行方知れずになってしまった。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
土も、風も、山気、夜とともに身に沁むと申すに。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
清澄な山気を吸ひ、溢るる浴泉をあびて、筆硯を新にした亨一はすつかり落着いてしまつた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
霜げた若い男が、蝋燭を一束買ったらしく、手にして来たので、湯治場の心安さ、遊山気分で声を掛けた。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
作例 · 標準
彼は事業で成功したが、その裏には若かりし頃の山気があったと語る。
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宝くじを買うのは、一種の山気だと言えるだろう。
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投資には山気も必要だが、冷静な判断力も忘れてはならない。
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