焦がす
こがす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to burn
文例 · 用例
夜は暗く、ただ焚火の光の空を焦がすのみ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
この姫君はよほどいたずらな性質で色々な男に関係したらしく、その時既に隠し子まであったというが、久能は妻子ある身でありながら、いつとなくこの姫君に思いを焦がすようになった揚句、ある時鼓の事に因せて人知れず云い寄った。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
探偵の眼をもってそれらを探し出すのではなく、詩人の心をもって(恐ろしく荒っぽい詩人だが)彼に触れるすべてを温め、(ときに焦がす惧れもないではない。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
「それがお前の鳥を焦がす理由になるのかな?
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
当局でなくても机上の文字で人間の生死感を簡単に片づける作家に向つて、戦場に出掛けて弾丸雨飛のもとで死んで見当とまでは言はないが、毛脛を焦がす程度の戦争の迫真性でも味つてきてから作品を書けと言ひたくもなるのである。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
身を焦がすほど激しい恋じゃ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
目の前には眉を焦がすほどな大きな火が燃えている。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
同じ椿のなかでも、厚ぽつたい青葉を焼き焦がすやうに、火焔の花びらを高々と持ち上げないではゐられない獅子咲のそれに比べて、侘助はまた何といふつつましさだらう。
— 薄田泣菫 『侘助椿』 青空文庫
作例 · 標準
「あ!料理に夢中になっていたら、うっかり鍋の底を真っ黒に焦がしちゃった」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女への思いに胸を焦がす日々が続き、勉強も手につかない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
夏の強い日差しが、サーファーたちの肌を小麦色に焦がしていく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview