確固不抜
かっこふばつ
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
determined
文例 · 用例
その後モルトケ元帥の大名望とドイツ参謀本部の能力が国民絶対の信頼を博した結果、統帥権の独立は確固不抜のものとなった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
文学の本質は、くりかえして云うが、その芸術の魅力によって、人間の心持を高める一つの確固不抜な要素をもっているものであり、少くとも文学として或る作品を手にとりあげた時、大衆は、自分の心持が人間として高められることを自然に求めている。
— 宮本百合子 『今日の文学に求められているヒューマニズム』 青空文庫
戦後の西欧の革命的昂揚のなかで、ロシアを除く国のプロレタリアートは、例えば、ドイツの如く、敵の攻撃に応じて直ちに、非合法に移れるが如き、確固不抜の革命的党を欠如していたために、革命に勝利することは出来なかった。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
サーニが到頭、自身を卓抜な青年労働者にたたき上げる迄の過程に描かれているその「白い大理石の家」の内での生活は、特に老パルチザンである指導者アントーヌィッチの洞察と生活の意義に対する目標の確固不抜性、人生に対する愛と評価との態度は作者の心に湧いている生きることのよろこびとともに鳴って描かれている。
— 宮本百合子 『作品のテーマと人生のテーマ』 青空文庫
「あなたには確固不抜の信念がない。
— 北大路魯山人 『鑑賞力なくして習字する勿れ』 青空文庫
そうしてお二人のその愛情の確固不抜じゃということがお父上達に感ぜられた時、自と両国の和睦もなり平和が参るに相違ござらぬ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
人の良心は動きやすく変わりやすく、その力、微弱なるものにして、世界の良心は確固不抜、泰然不動、偉大なる勢力を有するものとし、吾人はわが微かつ小なる良心を、この偉大なる良心に一致結合せしむることを教うるのが宗教である。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
即ち、右翼の確固不抜な行動は決して治安を紊る心配はない、という信頼がここに横たわっているのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
作例 · 標準
彼は確固不抜の決意で、故郷の村を復興させた。
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確固不抜な精神力があれば、どんな試練も乗り越えられるだろう。
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そのアスリートは、確固不抜な努力を続け、ついに夢を掴んだ。
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