打ち直し
うちなおし
名詞
標準
文例 · 用例
夜叉王 年ごろあまた打ったる面は、生けるがごとしと人も言い、われも許しておりましたが、不思議やこのたびの面に限って、幾たび打ち直しても生きたる色なく、たましいもなき死人の相……。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
夜叉王 幾たび打ち直してもこの面に、死相のありありと見えたるは、われ拙きにあらず。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
夜叉王 幾たび打ち直してもこの面に、死相のあり/\と見えたるは、われ拙きにあらず、鈍きにあらず。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
このあひだも復興局の人が杭を打ち直しに来ましたが、みんな識らない顔ばかりなんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
まるで締めの弛んだ古釘を打ち直しでもするやうに。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
飛行船隊を発見す 地下街の司令部では、印刷電信機が、リズミカルな響をあげて、各所の要地から集ってくる牒報を、仮名文字に打ち直していた。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
あいつも、わたしとおんなじで、ほかに芸なしだから……」 旧友八女陸郎を迎へる準備のために、なんとか無理をして、夜具ひと揃ひの綿の打ち直しが早速行はれた。
— 岸田國士 『計算は計算』 青空文庫
亭主の枕の詰物を、打ち直しでもしてやってたのかい?
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫