金板
きんばん
名詞
標準
文例 · 用例
あるものは、カバーの金板をバーで動かそうと試みた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
この白金板と白金線とを連絡する電路中に電池と電話の受話器とを入れておく。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
いよいよ西洋へ出発となって神戸まで行ったらあす船に乗るという日に、もう前歯の前面に取り付けた陶器の歯が後面の金板から脱落した。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
この頃は金板みがきをやめて足袋職人。
— 戸坂潤 『獄中通信』 青空文庫
皮革は金板の外に食み出で縁を爲す。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
ところが電極の銅板を白金板に変えて、同じ実験をくり返して見ると、このような墨膜の固化は起こらないのである。
— 中谷宇吉郎 『墨流しの物理的研究』 青空文庫
またクスコの日の神殿からは七百枚の金板が剥ぎ取られたのであった。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
悪魔の知恵 黒井博士は、大どくろの黄金板を、指でコツコツたたいて、鋲でとめたぐあいを、しらべていましたが、そばにいる松野さんと八木さんにむかって、言うのでした。
— 江戸川乱歩 『怪奇四十面相』 青空文庫