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巻積

けんせき
名詞
1
標準
文例 · 用例
それはおもてが軟玉と銀のモナド半月の噴いた瓦斯でいっぱいだから巻積雲のはらわたまで月のあかりは浸みわたりそれはあやしい蛍光板になっていよいよあやしい匂か光かを発散しなめらかに硬い硝子さへ越えて来る。
宮沢賢治 『春と修羅』補遺 青空文庫
青森だからといふのではなく大てい月がこんなやうな暁ちかく巻積雲にはひるとき或いは青ぞらで溶け残るとき必ず起る現象です。
宮沢賢治 『春と修羅』補遺 青空文庫
すると不思議な事に、昨日まであんなに気にかかつてゐた巻雲も、巻積雲も、雑巾で拭き取つたやうに痕形も無くなつてゐた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
雲形、層、層積、巻層、巻積
島崎藤村 朝飯 青空文庫
そこには巻積雲の鱗が、しずかに東の方へと移りつつある。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
又称別禄、生美絹積船三艘送之処、仏師抃躍之余、戯論云、雖喜悦無極、猶練絹大切也云云。
喜田貞吉 奥州における御館藤原氏 青空文庫