夕潮
ゆうしお
名詞
標準
evening tide
文例 · 用例
きょうの夕潮までにはまだ半刻あまりの間があることは誰も知っていた。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
童甲 あいにくに夕潮が一杯じゃ。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
六 別荘へ帰る道の断崖の下には暗い夕潮が白く砕けていた。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
ああこの文字の永劫に消えじとあらばわが戀の足らましを、若し夕潮の頭もたげて寄せもせば。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
夕潮に泳ぐ、私だけ残つて。
— 種田山頭火 『旅日記』 青空文庫
いつしよに夕潮を浴びる、海はひろ/″\としてよいなあと思ふ、波に乗つて波のまに/\泳ぐのはうれしい、波のリズム、それが私のリズムとなつてゆれる。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夕潮が寄せて来たんだ」「困つたな」「いつその事、崖へ上らうか」、「さうですね」 二人は暫く躊躇してゐたが、思ひ切つて私が先きに立つて、岩角を登り初めた。
— 吉江喬松 『伊良湖の旅』 青空文庫
夕潮が猪牙船の横っぱらをザブンザブンとゆすっていた。
— 長谷川時雨 『牢屋の原』 青空文庫
作例 · 標準
夕潮が満ちてくる時間になり、漁師たちは船を出した。
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彼は浜辺で、夕潮の音を聞きながら物思いにふけっていた。
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夕潮が引いた後には、貝殻がたくさん残されていた。
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