取っておき
とっておき
名詞-の形容詞名詞
標準
reserve
文例 · 用例
しかし、もっとよけい、二円でも三円でも、取れるだけ取っておきたい。
— 黒島傳治 『選挙漫談』 青空文庫
大隊を指揮する、取っておきのどら声で怒なりつけようとした。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
それで子供らは、そういういくつかの取っておきの話の中から、あれをこれをと注文して話させては笑いこけるのであった。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
これもアメリカトーキーだとここでなんとか一つ取っておきのせりふを言わせて、そうしてアメリカ語のわかる観客だけをどっと笑わせないと気がすまないであろう。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
場所も私の無理が通りまして、一番見いいところを取っておきました。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「御免なせえ……お香のものと、媽々衆が気前を見せましたが、取っておきのこの奈良漬、こいつあ水ぽくてちと中でがす。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
「エンリョはいりません」など取っておきの日本語を出したりした。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
今のうちに取っておきましょうから、おいでなせえまし」 いざなっていった所は、広縁側の柱の蔭の、いかさま見張るには恰好な場所でした。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
標準
treasured
標準
(ace) up one's sleeve