綿埃わたぼこり名詞1標準文例 · 用例その鈍い動きが動くにつれて立つる音から、古びた綿埃の渦のような、また絨氈臭い、そして高まる神秘性の何かの綜合音が感じられた。— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫今持つて來たばかりのじんきの束が、また見えなくなつたのに呆れた母は、暫らく考へてゐる風であつたが、やがて絲車を片付け、膝の上の綿埃りを拂つてから、臺所へ行つて火打箱を取り出し、燧石をカチ/\やつて、神棚に燈明を上げた。— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫