ヌック
ヌック異読 ヌーク
名詞
標準
nook (small and oft. secluded space in a home)
文例 · 用例
――背の立つところまで来たらしく、先頭の義兄はヌックと立ちあがると、波を蹴ちらしながら汀の方へ歩きだした。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
六十九年の生涯に、父は何冊の手帳をもったでしょうか、きょう、食堂のヌックに置いて生前父が使っていた書物机の奥をしらべていたらば、一冊のスケッチ帳形の手帳が出て来ました。
— 宮本百合子 『父の手帳』 青空文庫
「怪しいとは僕のことですか」 ヌックリと青谷の前に立ったのは、長身の髭だらけの工夫体の男だった。
— 海野十三 『人間灰』 青空文庫
そうして床の上に落ちたまだ長い葉巻を踏み付けながら、偉大な身体をヌックと立ち上らせて、私の鼻の先に突立った。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
ヌックリと海から陸へ上がり、ノシノシと岩へ上がって行こうとした。
— 国枝史郎 『十二神貝十郎手柄話』 青空文庫
小暗いレールを踏み越えて、ヒラリとプラットホームに飛びあがった大江山警部の鼻先に、ヌックリ突立った男があった。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
武装隊を指揮しているのは金剛部長だったが、ヌックと立って部下に号令した。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
――」 気がつかなかったけれど、いつの間に現れたか、一人の怪漢がジュリアを睨んでヌックと立っていた。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
作例 · 標準
窓辺のヌックは、読書に最適な場所だ。
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彼は自宅に小さな書斎としてヌックを作った。
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キッチンの一角に、食事をするための可愛いヌックがある。
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