両虎
りょうこ
名詞
標準
two equal rivals
文例 · 用例
仲の悪い二人を一室に会わせて仲が直れば宜いが、却て何かの間違から角立った日には、両虎|一澗に会うので、相搏たんずば已まざるの勢である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
例せば西晋の末|天竺より支那に来た博識|耆域は渉船を断られて虎に騎って川を渡り、北斉の僧稠は錫杖を以て両虎の交闘を解く、後梁の法聡は坐するところの縄牀の両各々一虎あり、晋安王来りしも進む能わず、聡手を以て頭を按え地に著けその両目を閉ざしめ、王を召し展礼せしむとはなかなか豪い坊主だ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
これは、私の口をもっていっているのであるから、ピース提督には、この言葉が、あたかも日本は、米連と欧弗同盟軍とを衝突させ、自分は両虎相闘って疲れるのを待っているようにとれるのであった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
乾坤一擲の死闘を瞬前にして、身構えた両虎の低い呻り声が、次第次第に高く盛りあがってくる。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
戦えば両虎とも傷つきましょう。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
曰く、「過日は失礼、あれは両虎相忘却でした、両方で「君は酒癖が悪い」とたしなめ合つてゐたさうです」云々。
— 正岡容 『東京万花鏡』 青空文庫
必ずや二人ともに、腕に覚えあり余るつわものには相違あるまい――そうだとすれば、時にとってのよい見物、場合によっては、仲裁の役に廻り、あたら両虎を傷つけないようの老婆心もあってよかろう――ともかく、行って見よう。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
もしや、両虎共に傷ついて、砂に倒れて万事|了ったかと地を低くながめやったが、その屍体らしい物は見当らない。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
その二人の天才棋士は、まさしく両虎相まみえるといった対局で、ファンを魅了した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
政界のトップを狙う両虎の争いは、ますます激しさを増している。
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同じ市場でトップシェアを争う二大企業は、互いを倒すべき両虎と見なしている。
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