枯骨
ここつ
名詞
標準
remaining bones after decay of a corpse
文例 · 用例
」次第によらば、枯骨を拾わん思召、慈善家は違ったものなり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
建物の後は、楡やら楢やら栗やら、中に漆の樹も混ツた雜木林で、これまた何んの芬も無ければ色彩も無い、恰で枯骨でも植駢べたやうな粗林だ。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
枯骨瓢々となった復一も、さすがに彼女等が何を話すか探りたかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
何の生もない何の情緒もない、枯骨と灰石の対面ではあるが、いのちというものは不思議な経路を取って、その死灰の世界から生と情緒の世界へ生れ代ろうとするもののようである。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
さればとて古い人を新らしく捏直して、何の拠り処もなく自分勝手の糸を疝気筋に引張りまわして変な牽糸傀儡を働かせ、芸術家らしく乙に澄ますのなぞは、地下の枯骨に気の毒で出来ない。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
流転のあとと、栄花の夢、軒は枯骨のごとく朽ちて、牡丹の膚は鮮紅である。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
その痩せたる姿、黄ばみし面は、あたりの草木のすくやかに生ひ立てると表裏にて、冢を出でたる枯骨にも譬へつべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
地下の枯骨、茲に聖恩に沽へる也。
— 大町桂月 『秋の筑波山』 青空文庫
作例 · 標準
砂漠の真ん中で、朽ち果てた動物の枯骨を見つけた。
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かつての栄華も、今や荒野に晒された枯骨があるばかりだ。
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古い墓所を調査していたら、地中から数体の枯骨が発見された。
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標準
dead person
作例 · 標準
私のような社会の枯骨が、今さら若者の邪魔をしてはいけない。
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彼はすでに学界では枯骨も同然で、新しい論文も書かなくなっていた。
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歴史の闇に消えた名もなき枯骨に、静かに祈りを捧げる。
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