研覈
けんかく
名詞
標準
文例 · 用例
墨子の學と惠施の説と通ずるところがあるといへば、人は大口を開いて笑ふであらうが、これは他日細心の人の研覈に委ねることとして、こゝではたゞこれだけのことを言つて置く。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
他は自己の及ばざる所に向つて研覈せよ。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
或は Martini の訛傳か、或は吾輩の調査の不行屆かは、更に他日の研覈に待たねばならぬ。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
然レドモソノ考証|研覈ノ如何ニ至ツテハ彼ノ最詳確ニシテ我ノ甚シク杜撰ナルヤ固ヨリ日ヲ同ジクシテ語ルベキニ非ラズ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
好ンデ辺事ヲ研覈シ以テ世用ヲ希ヒシガソノ才ヲ畢ラズシテ没セリ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
竹渓が「好んで辺事を研覈した」と拙堂の言っているのは、思うに蝦夷地の守備と開拓の事についてであろう。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫